月の裏側が見えない理由




 

月の裏側が見えない理由

地球では、常に月の前面だけに見えます。
まるで月は裏面を地球に示す嫌いように見えます。
これは月の自転周期と公転周期が同じで、地球の立場では、同じ面だけ見えるからです。
つまり、月は一度公転する間に、正確に一度自転します。

同期自転

同期自転は、母体の周りを公転する天体が、公転と同じ周期で自転している現象を言います。
同期自転の最も代表的な例は、月です。ところが、月だけでなく、惑星の周りを回るほとんどの衛星は、同期自転をすることが知られました。
一方、惑星は同期自転をしていません。たとえば、地球の自転角速度は公転角速度の約365倍です。(1年=365日)
多くの衛星が同期自転をすることは、衛星が潮汐力(tidal foce)に束縛されているために知られています。